心ついて学ぶことが全くの初心者であった私が、
講師のチャンスをつかめたのも、一つ一つのプログラムをじっくりと味わいながら吸収し最後までやり切ったこと、
ここに尽きると思います。

たとえば、２８講座ならばカウンセリングの基礎となる知識はもちろん、「カウンセリングで人はこんなに変われる！」と感じずにはいられない、リアルな活きた事例を盛り込んだ講座内容は私の心に響きました。カウンセリングの素晴らしさ、可能性を心で感じ取り、つかみながら学んだこと、ここがとても大きく、「いつか自分もこの講座をお伝えしたい！」、という夢を思い描くようになっていました。
また、緊張やプレッシャーに弱く、当時家族のうつ病で心も体も疲弊しきっていた私は、このメンタリティーでプロのカウンセラーになれるのか、とても不安でした。自分のメンタルをどんなときもセルフコントロールし、安定感を創れ、夢や目標を着実に実現できる自分になるために、メントレ基礎も受講し修了しました。振り返ると、私の場合は、両方を同時に進めたことで相乗効果がありました。車でたとえると、両輪でしっかりと走るイメージでこの二つの講座を習得したことが、次の現場実践、講師トレーニングなど、ときには厳しい現実と向き合わざるを得ない現場の中でも、諦めずやり切るベースとなりました。
その後、講師トレーニングでは、講座の伝え方、見せ方だけに限らず、私の本質をも貫くスーパーバイズをいただき、どうしたらもっと「心についてお伝えする人にふさわしい自分になれるのだろう」と日々突き詰め、必要だと思われる現場に果敢にエントリーし成長を創り続けたこと。これらの全てが今、講師としての裏づけになっていると感じています。